HV vs EV 2011 5 14

 一時は、電気自動車(EV)が優勢になるのではないかと思われましたが、
原子力発電所の事故を受けて、形勢が変わるかもしれません。
 日本では、電力不足が懸念され、節電ムードが高まっています。
その上、「化石燃料の時代」から、
電気自動車で象徴される「電気の時代」への移行は、
原子力発電所の増設で補うという目論見は崩れ去ってしまいました。
 となると、結局、ハイブリッド・カー(HV)の優位は不動のものとなるかもしれません。
東日本大震災の被災地では、一部のハイブリッド・カーが電源車としての役割を果たし、
予想もしなかった利用方法が注目されました。
 問題は、ハイブリッド・カーの原理は、単純なものですが、
それを量産するとなると、高度な生産技術が必要となります。
こうした生産技術を持つ自動車メーカーは、世界でも、わずかです。
東日本大震災は、自動車メーカーの将来にも影響を与えるのかもしれません。
 一時は、電気自動車の普及によって、「トヨタの時代は終わる」とまで言われましたが、
新たな「トヨタの時代」が始まるのかもしれません。


























































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